パンプキン爆弾とは クラウドファンディング

パンプキン爆弾とは

解説

パンプキン爆弾とは、広島と長崎に原爆を投下した部隊が、日本本土を対象に行った原爆投下訓練で使用した爆弾のことです。原爆と同じ1万ポンド(約4.5㌧)の重さがあり、通常爆弾などと形状が大きく異なっていて、ずんぐりと丸い形状からパンプキン(かぼちゃ)と呼ばれました。橙黄色の色からそう呼ばれていたという説もありますが議論が分かれています。
 模擬原爆と呼ばれることもありますが、「模擬」というのは原爆の模擬という意味で、模擬爆弾ではありません。実際に、爆弾の中には核物質の代わりに約半分の重量の高性能爆薬が入っていて強力な爆発力を持つ巨大な爆弾だったのです。そのため、現在判明しているだけで、パンプキン爆弾の投下により400人を超える方が犠牲になっています。
 広島への原爆投下前に38発(うち1発は海上投棄)、広島と長崎の間に5発、長崎後に7発、合計50発が投下されました。日本本土に投下された49発のうち46発については投弾時刻や投弾場所がすでに明らかになっています。

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