パンプキン爆弾とは クラウドファンディング

8月9日は長崎に原爆が投下された日です

本日8月9日は、79年前に長崎へ原爆が投下された日です。

1945年8月9日、米陸軍航空隊第509混成群団所属B-29の7297号機「ボックスカー」は原子爆弾ファットマンを搭載して、投下第一目標の小倉を目指しました。ところが、小倉の上空は前日に実施された八幡空襲の影響から黒煙に覆われており(諸説あり)、地上の様子が観測できない状態にありました。そのため、「ボックスカー」の機長チャールズ・W・スウィーニーは第二目標に設定されていた長崎へ原爆を投下する判断を下し、長崎上空へと進路を変えました。目標を変更したものの長崎上空も曇り空となっており、良い天候とは言い難い状況でした。その中で、雲の切れ間から長崎の市街地が目視できたことを目印に、レーダーを用いて原爆を投下。午前11時2分に、長崎上空で原爆が炸裂しました。

長崎に投下されたファットマンは広島に投下されたリトルボーイよりも破壊力が強力で、凡そ1.2倍の破壊力があったと言われています。その影響から、山に囲まれた地形の長崎であっても史実のような破壊力がもたらされました。長崎への原爆投下によって、その年の終わりまでに約7万人の方がお亡くなりになられたと言われています。

私たちの研究対象であるパンプキンは、長崎に投下されたファットマンに形状を似せて作られていました。また、着々と準備が進みつつあった3発目の原爆投下ではファットマン型のものが投下される予定でした。その意味でも、パンプキンと長崎の原爆は非常に関係が深いものと言えます。

私たちは今後も、パンプキンを通じて広島・長崎以外の都市にあっても原爆と関係があったことを、多くの方にお伝えできるように取り組んでいきます。

長崎原爆資料館に収蔵されている浦上天主堂の壁面(2023年2月24日撮影)

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